wena wrist proに引き続き、スマートウォッチを買ってしまいました。
Fitbitがリリースした「Fitbit Ionic」というモノ。Fitbit OSという独自OSを搭載したスマートウォッチで、アクティブトラッカーとしての機能が充実しています。
Fitbit Ionicを選んだ理由
スマートウォッチというと、真っ先に思い浮かぶのがApple Watchですよね。特に第三世代のものになると、
- 単独でのLTE通信
- Apple Payを用いた電子マネーやクレジット決済
- 各種通知機能
- 通話機能
- GPSや心拍計、加速度センサーによるアクティブトラッカー
など、基本的に全部入り。使い方次第だとは思いますが、1~2日に1回充電しなければいけない点を除けば、完璧に近いです。
正直、iPhoneユーザーが一台目のスマートウォッチを選ぶのであれば、Apple Watch一択だと思っています。
その中で今回紹介するFitbit Ionicは、⑤のアクティブトラッカーとしての機能に特化したスマートウォッチ。
Apple Watchと比較した場合のメリットは
- バッテリーの持続時間が5日間と長い。
- より精度の高い心拍センサーを搭載している。
あたり。個人的に期待していた機能は主に
- 高精度な睡眠のログ取得
です。まあ、これだけのためにIonicを買う必要は正直言って、ない。
ですが、しばらく使ってみて
- 睡眠の計測はバッチリ
- フィットネスのコーチ機能が運動不足解消に役立つ
- 大きさの割には、つけ心地が良い
- 通知機能はあくまでオマケだが、まあまあ使える
といった点が気に入っています。
外観
外観はこんな感じ。画面は1.4インチ(348×250ピクセル)の角型。Android Wearで採用されているような、円形ディスプレイではありません。
腕に装着した図。相変わらず腕が細いので、やっぱり大きく見えますね。バンドはSサイズとLサイズが付属しており、私が使っているのはSサイズ。
まだまだ締め付けの余裕はあるので、女性の方でも問題なく使えるでしょう。
断面は台形になっているため、手首に当たる部分の面積は小さいです。このおかげで装着感をそれほど感じず、睡眠時に着けていても違和感はないです。
wena wrist proとの比較。wena wrist proは、バンド部分にスマートウォッチとしての機能が搭載されていて、時計部分は普通のアナログウォッチ。
幅はそんなに変わりませんが、四角い分だけIonicのほうが大きく見えます。
ちなみに、個人的に機能と価格のバランスが素晴らしいと思っている「Smartband Talk」と比べた写真がこちら。
充電は専用のケーブルを使用します。マグネットでピタッとくっつくので、接触不良で充電がされなかった事はないです。
初期設定・使い方
初期設定は
- スマートフォンにFitbitアプリをインストール
- Ionicとスマホをペアリング
- Wi-FiまたはBluetoothの設定
- Ionicのファームウェアのアップデート
という手順。
私が使用しているスマホはHuaweiのP10 Liteなのですが、なぜかWi-Fiの設定がうまくいかず、本体のアップデートはBluetoothで行いました。
すると所要時間がまさかの7時間超えと、異様に長く、途中で断念。iPadで初期設定しました。

一向に終わらないアップデート。
iPadだとW-Fi設定も問題なくできて、所要時間も20分程。端末によって相性があるのかもしれません。
睡眠計として
私がIonicで最も試してみたかったのは睡眠測定。
最近は睡眠不足を感じる事が度々あるため、こんな本を読みました。
[aside type=”normal”]こちらの記事にも注目!入眠後90分が黄金時間!「 スタンフォード式 最高の睡眠」で良質な睡眠を。[/aside]
この本を読んだことで、自分の睡眠がどんな感じなのかモニタリングしてみたくなったんですよね。
Smartband Talkやwena wrist proでも睡眠のログをとることはできますが、搭載しているセンサーが加速度計のみなので、精度自体は高くないです。
Ionicは身体の動きだけではなく心拍数も記録できるため、
- 目覚めた状態
- レム睡眠
- 浅い睡眠
- 深い睡眠
の4種類のステージに細かく分けて測定することができます。

昼寝も検知してくれる
ちなみに、この画像のように、就寝時点から90分のところに深い睡眠があるのが理想的です。
フィットネスのコーチ機能が便利
ランニングの趣味がないので、まだGPS機能を試したことはないです。
今度散歩にでも行って試してみようと思います。
インドア派の人にもオススメの機能がFitbit Ionicには備わっています。それがコーチ機能。Ionicで「コーチ」をタッチすると数種類のエクササイズが選べます。
例えば「10-Minutes Abs」だと、
- バイシクルキック
- 前腕プランク
- ストレートレッグリフト
- ロシアンツイスト
- マウンテンクライマー
- 休憩
- スーパーマンプランク
- 前腕サイドプランク-左
- 両脚ワイパー
- 前腕プランク
- バイシクルキック
- マウンテンクライマー
といったメニューが表示されます。
スタートすると各トレーニングのやり方を画面で支持してくれるので、エクササイズがはかどります。
その他【通知や音楽再生など】
スマートウォッチとして最低限の通知機能は持っています。Bluetoothでスマホと連携しており、メールやLINEの通知をバイブレーションで知らせてくれます。
結構文字サイズが大きいので、画面に表示できる字数は少なめ。スクロールができるので困らないですが。
通知するアプリはFitbitアプリの設定で選べるので、例えば「着信とメールとLINEだけ」という使い方もできます。
また、本体に2.5GBのストレージがあるので、音楽再生もできます。残念ながらスピーカーは内蔵していないので、Bluetoothイヤホンを使って聴くことになります。
音質はあまり良くないので、スマホを置いてランニングに行くときに使う程度でしょう。
まとめ 健康管理におすすめ
今回紹介した機能はかなり便利です。フィットネスに特化したガジェットなので、健康を意識している方には本当にオススメ。
一日中着けていても気にならない程に軽量(47g)で、バッテリーも5日間の連続使用が可能なのは素晴らしいと思います。
私は左腕にはwena wrist proを着けているので、Fitbit Ionicは利き腕に装着しています。しかし、この状態で仕事をしていても特にジャマだと感じることはなく、つけ心地は非常に良いです。
逆に、wena wrist proはメタルバンドのしっかりした腕時計なので、利き腕に着けると結構ジャマです。
睡眠と活動量を記録し、適度に運動するようになれば、たるんだ体もなんとかできるかもしれません。
一方で、スマートウォッチとしてみると以下の点はまだまだ改善の余地があるかと思います。
- ところどころ、日本語が文字化けする。
- スマホとの接続がたまに勝手に切れる。
- Fitbit Payは日本非対応。
特に、wena wristで手首で支払いができることの素晴らしさを味わってしまっているため、なんとかFitbit Payは頑張って欲しいです。
ハードウェア的にFelicaに対応していないため、楽天EdyやSuicaへの対応はできいないです。しかし、そろそろVISA payWaveが使える店が増えても良いと思うのですが、どうでしょう。
コメント
こんにちは
一点質問させてください
利き腕にIonic もう片方の腕にwena wrist proを装着されているとのことですがwena wrist proにIonic を装着することはできないのですか?
wena wrist proは他の時計も取り付けることができると書いてありましたが
お問い合わせありがとうございます。wena wrist proに装着できるヘッドは、一般的なバネ棒で取り付けられるものに限られていると思われます。Fitbit Ionicの場合は専用設計の特殊な形状なので、取り付けることができません。
同じFitbitでも来月発売になるVersaは一般的なタイプなので取り付けられる可能性があります。ただ、wenaとVersaが干渉してしまわないかどうかは、実際に付けてみないとわからないです。
返信ありがとうございます
そうなんですね…
VersaだとGPSがついてませんしね
なかなかうまくいかないですね
ありがとうございました