【レビュー】折り畳めるGalaxy Fold(SCV44)は普通に使えるハイスペックスマホだった。

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何を血迷ったか、Galaxy Foldを購入してしまいました。 au独占での発売となった折り畳みスマホ「Galaxy Fold」ですが、24万円越えという価格にも関わらずその国内流通数量の少なさから、品薄になっている製品です。 ちゃっかり発売前に予約していた私の元にもようやく到着したので、ファーストインプレッションを記していきます。

そもそもなぜGalaxy Foldを買った?

iPad Proを毎日持ち歩く生活から離れたいな、というのが一番の動機です。 今まで使っていたメインのスマホはiPhone 8なのですが、Kindleで本を読んだり、Lightroomで写真を現像したりするには画面が小さいと思っていました。 なので、普段から積極的にiPad Pro 10.5インチモデルを持ち運んでいます。 というか、基本的には毎日持ち歩いていたので購入してから2年以上、かなり使い込んでいます。
iPad Proは今まで購入したガジェットの中でも一番満足度の高い製品です。 そんなiPad Proの唯一の欠点が、物理的なサイズ。 10.5インチというサイズは持ち運び時の利便性と大画面とのトレードオフ関係において、かなり理想的なバランスのサイズ感ではあります。 それでも、最低でもひらくPCバッグnanoレベルのバッグに入れる必要があります。
普段はそれでも問題ありませんが、例えば近所のカフェに行く時なんかは、もっと荷物を減らしたいんですよね。 そこでGalaxy Foldですよ。 折り畳んだときのサイズは大型のスマホなのに、広げれば7.3インチのタブレット。
厚さは普通のスマホの2倍、重さも7インチ級タブレット相当ではありますが、ポケットに入れて持ち運べるのは魅力的。 そして何より、めちゃくちゃ未来感があるじゃないですか。 iPhone 8から乗り換えるのにあたっては、モバイルsuicaに対応していない点や防水性能がない事が懸念ではありました。 しかし、それを上回る魅力がGalaxy Foldにはあると感じたので、注文。 10台限定で予約を受け付けていたヨドバシカメラにて予約。すでに8番目のようでした。 発売日を今か今かと待っていたものの当日は1台しか入荷しなかったらしく、私のもとに入荷の架電があったのは発売から2週間後の10/15。 今回私は、LINEモバイルからMNPでau転入をしました。 先進的なデバイスを使い込む上で、通信品質がボトルネックになるのは本意ではないと思ったのがその理由。 手続きのとき、光回線とかタブレットとか、色々なものを抱き合わせようとしてきたので正味2時間くらいかかりました。
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Galaxy Foldのスペックを改めて

Galaxy Foldに興味を持っている人のほとんどはある程度ガジェットが好きな人だと思うので、スペックに関する詳細な考察は省略します。 折り畳みディスプレイを搭載していることに目を奪われがちですが、基本スペックもかなり良いです。
サイズ(クローズ時)63 x 161 x 15.7mm
サイズ(オープン時)118 x 161 x 6.9mm
重量276g
メインディスプレイ有機EL:2152 x 1536 (QXGA+)
カバーディスプレイ有機EL:1680 x 720 (HD+)
メインカメラ(超広角)16MP, 12mm, f2.2
メインカメラ(広角)12MP, 27mm, f1.5-2.4
メインカメラ(望遠)12MP, 52mm, f2.4
バッテリー4,380mAh
SoCSnapdragon 855
RAM16GB
ストレージ512GB
端子USB Type-C
ステレオミニ端子なし
OSAndroid 9 Pie
生体認証顔/指紋
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetoothver 5.0
SoCはSnapdragon 855でRAMは12GB、ストレージは512GB。 私の所有するMacBook ProはRAMが16GBでストレージが512GBなので、数字だけ見るとラップトップに肉薄するスペックなのです。 価格に至ってはMacBook Proを越えています。
ポケットに24万円が入っていると思うとゾッとしますが、逆に、ポケットに7インチが収まるのがスゴいことなのです。 大きなデメリットもあって、それは
  • 防水には非対応
  • おサイフケータイ(モバイルSuica)も非搭載
という2点。 今まで私が使っていたメイン端末はiPhone 8なので、上記2点は明確にデメリットといえるでしょう。 特にモバイルSuicaが使えないのは不便ですよね。 結局、Apple Watch Series 3をSuica専用機として導入してしまいました。

Galaxy Foldを2週間ほど使った感想

思っていた以上に「普通に使えるスマホ」だな、というのが率直な感想。
閉じたときに使うフロントディスプレイも最低限必要な画面サイズなので、ちょっとした作業なら問題ありません。 文字入力は少しやりにくいですけどね。 その上で、今までiPhone 8ではあまりやってこなかった事をするようになりました。 特にはかどるのが電子書籍と動画鑑賞。 Galaxy Foldの4:3の7.3インチディスプレイは文庫本のサイズ感に似ているので、読書をしたくなります。
また、Amazonプライムビデオなどで動画を鑑賞するのも楽しいです。 アスペクト比的には動画には不利なディスプレイですが、それでも普通のスマホよりは大画面で動画を見ることが可能。
上記2つは普通のスマホでもできることですが、これを大画面かつ気軽に行えるのがGalaxy Foldの強み。 電車で立った状態であっても、ポケットからスッと取り出して広げればすぐに7.3インチが出てくるのは感動ものです。 こればっかりは店頭で数分触っただけでは伝わらない魅力でしょうね。 私が過去に使っていたiPad miniと比べても、電車の中で使うのであればGalaxy Foldの方がちょうど良いサイズです。
わかりにくいかもしれませんが、iPad miniとGalaxy Foldのサイズ感の違いです。
iPad miniも片手で持てるサイズではあるのですが、それよりも一回り小さいGalaxy Foldの方が電車向きですかね。

3アプリ同時起動が便利すぎる!

大画面を活かした複数アプリの起動はかなり実用性が高いです。 Kindleで本を読んでいて調べ物をしたくなったときに、隣でブラウザを開く、なんて使い方ができます。
また、アプリは3つまで同時に開けます。 なのでブラウザを開きながら動画鑑賞をし、さらにTwitterのタイムラインを常駐させておく、みたいな事もできてしまいます。
注意しなければいけないのは、全てのアプリが対応しているわけではないということ。 たとえばAdobe Lightroomは非対応なので、別のアプリを開くことはできません。 ちょっと残念なんですけど、iPadの場合もLightroomはSplit Viewに対応していないのでそれと同じ感じ。

カメラ性能も良い

カメラもハイエンドスマホにふさわしい性能です。
カメラのスペックは以下の通り。(参考までにiPhone 11 Proのスペックも併記します)
Galaxy FoldiPhone 11 Pro
超広角16MP, 12mm, f2.212MP, 13mm, f2.4
広角12MP, 27mm, f1.5-2.412MP, 26mm, f1.8
望遠12MP, 52mm, f2.412MP, 52mm, f2.0
特に超広角は一度でも味わってしまうと通常のカメラには戻れなくなります。 フルサイズ換算で12mmという画角はかなり広い範囲の風景を切り取ることができるので驚きますよ。 以下の3枚はGalaxy Foldの超広角、広角、望遠カメラで撮影した写真です。
フルサイズ換算12mmの超広角カメラ
フルサイズ換算27mmの広角カメラ
フルサイズ換算52mmの望遠カメラ
超広角が広すぎて、広角が狭く感じるほど。27mmでも十分広いんですけどね。

Galaxy Foldの短所

基本的には満足度の高いGalaxy Foldですが、欠点もあります。 それは
  • 重量
  • バッテリー
です。 閉じれば半分になる筐体ですが、重さまで半分になるわけではありません。 Galaxy Foldの重量は275g。7インチのタブレットとして考えれば軽い方かも知れませんが、スマホとしてはスーパーヘビー級。 私はケースを着けて使っているので300gを超えてしまいます。
重いと言われているiPhone 11 Pro Maxでさえ226gなので、かなりずっしりと重さを感じます。 使っているときはそこまで気にならないのですが、ポケットに入れると重いです。 慣れてしまえば大丈夫でしょうけど、iPhone 8からの機種変更だと重さは倍になるので違和感はあります。 続いてバッテリーライフ。4,380mAhという、スマホにしては大容量のバッテリーを搭載していますが、タブレットとしては控えめ。 iPad miniのバッテリー容量は5,124mAhなので15%程度少ない計算。 とはいえ足りないわけではありません。 普通にブラウザやカメラ、Twitterなどを使っている分には丸一日は余裕です。
ライトな使い方なら、夜の時点でバッテリーは半分ほど残っていました。
しかし、長時間動画を見たりHDMI出力してDEX機能を使うとバッテリーがモリモリ減っていくのでその辺は要注意。 ハイスペック/大画面を活かして使い倒そうとすると、ちょっと不安になるかな、という感じです。 要するに、バッテリーライフに関しては容量の割りには普通のスマホと変わらないということ。 7インチディスプレイ搭載にしては頑張っていると書くこともできますが、個人的には「もっと長持ちすれば良いのになあ」という印象。 急速充電に対応しているので、 USB PD対応の充電器を使えば充電スピードが早いのが救いでしょうか。

Galaxy Foldレビューまとめ

高額かつ入手が困難な端末ため、万人にオススメできる代物ではございません。 ただし、間違いなく生活が変わります、ホントに。 なんといってもポケットに7インチが入ってるという感覚が異次元。
この感覚を味わうために24万円を払う価値を見出だす人は、現時点では多くないかもしれません。 アプリを2画面表示させても視認性の良い7.3インチ有機ELディスプレイと、それを折り畳んでポケットに持ち運べる機動力の高さ。
これは店頭に置いてあるデモ機を手にとって数回パカパカするだけでは伝わらないもの。 今後、折り畳みディスプレイがスマホのトレンドになるかどうかはわかりません。 しかしながら、「表示領域が足りない問題」の限界を越えるためのひとつの回答としてのフォルダブルディスプレイ。 Galaxy Foldはそれを実現させた(ほぼ)最初の端末としては、十分過ぎるほどの完成度です。 普通にAndroidスマホとしてハイスペックで、さらに折り畳み機能がある、そんな印象です。 常に持ち歩くという点では275gという重量がネックになるかも知れませんが、そこを許容できるのであれば、普通ににオススメできる端末ですよ。 まあ、高いですけどね。
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