テレワークがメインになり、自宅でもある程度の生産性が求められるようになってしまいました。
しかし、会社から貸与されているPCは13インチのノートPC1台のみで、作業領域が狭いのが不満だったんですよね。
会社から多少のお手当が出て欲しいものだなあと思いつつ、不満を言っていてもしょうがないので、PC用にモニターを購入しました。
そこそこの解像度、そこそこの画面サイズ、そしてUSB-Cで映像出力とPCへの給電ができるという観点で選定した結果たどり着いたのが、DELLのU2520DRというモデル。
使用して1ヶ月程度になりますが、非常に満足しているのでレビューします。
目次
DELL U2520DRに行き着くまで
このU2520DRというモニターの特徴は
- 25インチ
- 解像度はQHD(2560×1440)で、非光沢のIPS液晶
- DCI-P3 95%対応の広色域かつHDR400準拠
- USB-Cによる映像出力かつ最大90Wの給電にも対応
- USB3.0のダウンストリーム付きでハブとしても使える
- VESAマウント対応
- スピーカーは非搭載
といったところ。
つまり大きすぎないサイズ、必要十分な解像度でありつつ、PCへの給電機能という最近のニーズにもしっかり合わせた神機と言えるのです。
価格は42,000円程度と決して安くはないですが、同等機能で4Kだと6万円くらいすることを考えると悪くない。
一応、下に代表的なスペックをまとめておきますね。
モデル | U2520DR |
画面サイズ | 25インチ |
解像度 | QHD(2560×1440) |
パネルタイプ | IPS(非光沢) |
輝度 | 350 cd/m^2 |
色域 | 99% sRGB、99% REC709、95% DCI-P3 |
応答時間 | 8ms |
入力 | DisplayPort 1.4、HDMI 2.0、USB-C(DP 1.4) |
USBハブ機能 | USB3.0(Type-A) x3、USB3.0(Type-C) x1 |
給電機能 | 最大90W |
VESAマウント | 100 x 100 |
重量(本体のみ/スタンド込) | 4.2kg / 6.4kg |
他に候補に挙がっていたのはLGの4Kモニター
最終的にこのモデルに落ち着くまで、結構悩みました。
USB-Cケーブル1本で映像出力とノートPCへの給電の両方ができるモニターというと、LGの4Kモニターが定番です。
こちらは発売年によって型番が若干異なっていて、対応しているHDRのバージョンが違うのですがいずれにせよ
- 4K解像度
- 27インチ非光沢IPS液晶
- USB-C対応(60W給電)
といった感じのスペックで、旧型番でも5万円台半ば。
高いなあと思いつつも、何も考えずに定番品をポチろうとしていたのですが、27インチというのが引っかかりました。
私の部屋にあるデスクは幅118cmと、標準的とはいえ大きくはありません。
なので、横幅61cmオーバーな27インチはちょっと大きすぎるかなあ、と実物を見て感じました。
という事で、画面サイズを一回り小さいもので探して見つけたのがDELLのU2520DRというわけ。
こちらは解像度は4Kではないですが、そもそも4Kである必要はないと思っています。
30インチ未満で4Kディスプレイを使う場合、等倍表示では文字が小さいため、ほとんどの人が125%とか150%表示とかで使う事になります。
要するにオーバースペックなんですよね。
QHDであれば100%表示でもギリギリ見えるので、そのスペックを使いこなす事ができます。
もちろん4K解像度で映画が観たいとか、そういう用途があるのであれば4Kが必須でしょう。
しかし、事務作業など仕事で使うなら解像度はQHDが丁度いい。
無駄にマシンに負荷をかけないで済むというメリットもあるので私はQHD解像度を選びました。
DELL U2520DR開封レビュー
という事で簡単に開封レビュー。
本体の他、付属品は下記。

- スタンド
- スタンドベース
- 電源コード
- HDMIケーブル
- USB-C to USB-Cケーブル
- USB-A to USB-Cケーブル
HDMIケーブルが入っている他、USB-C to USB-Cケーブルも付属しているのは嬉しい。
電源基板は内蔵されているため、ACアダプタが不要である点も評価できます。
LGのモニターはACアダプターが大きいのが欠点だったりしますからね。
付属しているスタンドはかなり作りがしっかりしていて安定感があります。

高さや角度の変更についてもかなり自由度が高いので、好みのポジションに調整することは容易。縦向きに設置する事もできますよ。

ただ、私の場合は別売りのモニターアームを用意したので付属のスタンドは使っていません。
机がもっと大きければ、スタンドを使っていたと思います。それくらい出来の良いスタンドです。
背面のポート類。

かなり充実しており、Display PortとHDMI、USB-Cによる映像出力が可能です。
本製品はスピーカー非搭載ですが、イヤホンジャックは付いているのでこれを使って音声出力は出来ます。
右側にある2基のUSB-Aポートはダウンストリーム。つまりUSBハブとして使えるのです。
(この機能が使えるのはPCとモニターをUSB-Cで接続した時に限ります。)
なんと側面にもUSBハブ機能が使えるポートがついています。USB-AとUSB-Cが1つずつ。

トータルでUSB-Aが3基とUSB-Cが1基あるので、ほとんどの人にとって、USBハブが不要となるでしょう。
MacBookのように、USB-Cポートしかないラップトップを使っている方にとっては非常にありがたい機能です。
DELL U2520DRの気に入った点
QHDという絶妙な解像度
フルHDと4Kの間という解像度は事務作業メインだと本当にちょうど良いです。
ブラウザを画面一杯に表示させた時に広く見渡せて便利なのはもちろんですが、2画面表示させたときでも片方の幅が1280ピクセルあるため、十分広く使えます。

4KディスプレイであればフルHD2枚分に相当するわけで、当然そっちの方が広いですがHD解像度が2枚というのも悪くないです。
ノートPCを横に置いてデュアルディスプレイで運用しようかと思っていましたが、クラムシェルモードで使っていても作業領域に不満はありません。

USBハブ機能が便利
USBのダウンストリームというのは何なんだろうと、購入前は特に気にしていませんでしたが、USBハブとして使える機能の事でした。
使ってみると、これがかなり便利です。
私が使っているノートPCは、仕事用がSurface Laptop3でプライベート用がMacBook Proなので、どちらもポートが少ないです。
幸いな事にどちらもUSB-Cポートが付いているため、このモニターとはUSB-Cケーブル1本で接続することができます。
するとUSBハブ機能が使えるようになるので、これが大活躍します。
仕事をしているときはWeb会議用にカメラやヘッドセットを接続する必要がありますよね。

なので本来ならハブを必要があるのですが、U2520DRにあるハブ機能を使えばOK。
私の場合は2.4GHz帯を利用したトラックボールマウスとヘッドセット、Webカメラを接続するのに使っています。
モニターをつなぐだけで、作業領域だけではなく一気に拡張性が高くなるのはかなり便利です。
DELL U2520DRレビューまとめ

以上、テレワーク用にDELLのモニターU2520DRを購入したのでレビューいたしました。
モニターは一度購入したらしばらくは買い換えないと思うので、妥協したくないというのが本音。
とはいえ予算の都合もありますし、デスクサイズにも合った適切なディスプレイを選びたいですよね。
世の中にはたくさんのモニターが存在しますが、そんな中でもU2520DRはかなりバランスの良い製品です。
テレワークが常態化していよいよモニターを買わないと、という方にピッタリなのでぜひチェックしてみてくだい。
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