この記事では、めちゃくちゃコンパクトなのにPD対応で18Wの高速充電ができるUSB-Cタイプの充電器「Anker PowerPort III Nano」を紹介します。
USB PDなら充電時間を大幅に減らせる
最近のスマホは画面サイズが大きくなるのに合わせ、バッテリーの容量も増えているんですよね。
iPhoneのラインナップで比較してみても、
といった具合で、バッテリー容量が少なめなシリーズであるiPhoneでさえ、2019年に発売されたモデルは軒並み3000mAhを超えています。
バッテリー容量が増えることで、使用時間が長くなる反面、充電時間も長くなってしまいます。
iPhone 11 Proの場合はその辺りもしっかりフォローされていて、付属の充電器が高速充電に対応したモデルになっています。
iPhone 11 Proには18Wの充電器が付属しています。https://www.apple.com/jp/iphone-11-pro/specs/
しかし、それ以外の多くのスマホは従来品と変わらないタイプ。
最近のスマホはUSB Power Deliveryに対応したモデルが多いので、PD対応の充電器とケーブルを用意すれば、高速充電することができます。(iPhoneなら8から)
そこで、本記事ではスマホの高速充電にぴったりな充電器を紹介します。
それがAnkerの「PowerPort III Nano」というモデル。
今までiPhoneに付属していた5Wタイプの充電器とほぼ同じサイズ感ながら、USB PDに対応しているため、18Wの高速充電が可能な充電器です。
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Anker PowerPort III Nanoの外観
さっそく本体を見ていきましょう。
パッと見はiPhone付属のものによく似ています。
手のひらに余裕で収まる直方体で、プラグは収納できないタイプです。
重量も30gしかないので軽いです。(Apple純正の5W充電器は25g)
端子はUSB-C。
なので、iPhone 8などに付属しているUSB-A to lightningタイプのケーブルは使えません。
USB-C to Lightningケーブルを別途用意する必要があります。
例えばAppleの純正ケーブルでも問題ありませんが1980円と、少し高いです。
Ankerから出ているC to Lightningケーブルは長さは0.9mですが価格は1599円。
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いずれにせよ、USB-Aのタイプと比べると割高です。
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iPhone 8の場合、効果はあるが限定的かも
さて、実際に使ってみてどうかというお話です。
まずはiPhone 8で使ってみた場合。
結論から書くと、バッテリー残量がそこそこある時はそこまでPDの効果は得られませんでした。
残量が70%程度の時はせいぜい7.5Wくらい。
100%に近くにつれて出力は落ちていき、最終的には5Wほどで充電されていました。
なので、普段からバッテリー残量が減らないようにしながら使っている人にとってはあまりメリットはありません。
ただし、少ない残量から8分目を目指す場合はUSB-PDの恩恵を受けることができます。
47%の時点で充電をスタートすると、出力はぐんぐん上がっていき、12Wを記録しました。
充電器がサポートしている18Wまではいきませんでしたが、付属の5W充電器の倍以上の出力です。
この速度だと5分で10%も充電されていくので、そのスピードの高さを感じることができます。
残量47%から充電開始
5分もしないうちに10%充電されました。
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iPadの場合はかなり有用
続いてiPadの充電で使った場合。
こちらはかなり有用。
バッテリー残量が70%程度の時でも17Wを記録しました。
私の持っているiPadは2017年に発売された「iPad Pro 10.5」です。
付属の充電器の出力は12Wなので、それよりも早く充電が可能ということになります。
iPadはiPhoneよりもバッテリー容量が多い(iPad Pro 10.5インチだと8,134mAhでiPhone8の4倍以上)ので、充電速度が早いと便利です。
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MacBook Proも一応充電できる
最後に、MacBook Proでも試してみました。
13インチのMacBook Proに付属している純正の充電器は61W仕様。
足りないのは間違いありません。
しかし、わずかながら一応は充電されます。
ブラウザなどの負荷の低い作業であれば、使用中も充電されるイメージです。
どうしても荷物を小さくしたい場合は緊急的には使えます。
しかし基本的には素直に60Wに対応した充電器を買った方が良いでしょう。
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Anker PowerPort III Nanoレビューまとめ
以上「Anker PowerPort III Nano」の性能を見ていきました。
この製品を一言で表せば、
「スマホからタブレットまでの急速充電をサポートしているのにメッチャ小さい。」
これに尽きます。
ノートパソコン用の充電器は別途用意する、あるいはそもそもパソコンは持ち歩かないのであれば、18Wあれば十分です。
寝室用や職場用、あるいは持ち運び用にバッグに忍ばせておくために、1つ持っておくだけで非常に心強いですよ。
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