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AfterShokz OpenMoveはテレワークのウェブ会議時に役立つヘッドセット

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オーディオ

本格的にテレワーク体制になってから、使い勝手の良いヘッドセットを探していました。

カナル型のように耳の中に入れるタイプでは、常に異物感を感じることになります。

またヘッドホンタイプのものはアームの側圧がちょうど良いものを選ばないと、締めつけ感がツラいと感じてしまいます。

色々なタイプのものを探していた中で見つけたのがAfterShoksのOpenMoveという製品。

OpenMoveは骨伝導方式を利用した、オープンイヤータイプのマイク付きヘッドホン。

公式サイトを見るとスポーツ時の利用を想定しているようですが、テレワーク時のウェブ会議にもピッタリだったので使い勝手をご紹介します。

目次

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AfterShockz Open Moveの外観


外観はこんな感じです。

箱には本体の他、ケースと説明書、充電ケーブル、耳栓が入っています。

グレー、ホワイト、ブルー、ピンクの4色がある中で、私は白を選びました。

片側にはマルチファンクションボタンが付いています。(写真右側の少し盛り上がった部分がボタンになっています)

もう片方には音量+(兼電源)ボタンと音量-ボタンの2つ。

充電端子にはカバーが付いていて、充電端子はUSB Type-C。

一般的なUSB Type-Cケーブルが使えるのは高評価ポイントです。

ネックバンドはやや固めでしっかり頭に固定できるものの、上位機種のAeropexと比較してしまうと装着感が劣ります。

あと、装着する部分が黒いのが個人的な残念ポイント。白で統一して欲しかった……。

AfterShockz OpenMoveのスペック

以下に、OpenMoveの主要なスペックを表にまとめています。

BluetoothVer5.0
対応プロファイルHSP, HFP, A2DP, AVRCP
対応コーデックSBC
チップセットQCC3024
連続再生時間6時間
連続待機時間10日
充電時間約2時間
充電端子USB Type-C
重量29g
防水性能IP55 (水没はNG)
マルチポイント機能
価格約10,000円

スペック表だけを見てしまうと、Bluetoothイヤホンとしての性能はイマイチかもしれません。

第一に、コーデックがAACにもapt-Xにも非対応なので、低遅延/高音質という観点では不利です。

これで10,000円程度を払うかというと、迷ってしまう方も多いでしょう。

ただ、ウェブ会議用のヘッドセットとして割り切った使い方をするのであれば買う価値はあると、はっきりと言えます。

OpenMoveの良いところ

ここからは実際に2週間程度、テレワークで使ってみて良かったところを紹介していきます。

とにかく耳が疲れない

買った一番の動機でもある「長時間イヤホンを使っていると耳が疲れる」というのはOpenMoveで解決されました。

骨伝導方式は、骨に振動を与えることによって伝わる骨導音を聞く、という方式。(耳から聞くときの音は気導音といいます)

本体をどこに装着するかというと、こめかみ付近。

骨伝導方式のヘッドホンでよく使われる部位ですが、これにより耳に負担をかけずにウェブ会議の音声を聞くことができます。

マイク音質もそこそこ良い

ウェブ会議において、マイク音質にこだわる=相手への気遣いができる、ということですから、できるなら良い音声を届けたいところ。

音質という観点で考えると有線と無線の間には超えられない壁があって、有線がベストなのは間違いありません。

とはいえウェブ会議中ずっと有線マイクの位置に囚われるのは不便なので、できるだけ高音質な無線ヘッドセットを使うのがベターなチョイス。

OpenMoveはBluetooth接続なので、マイク音質はあまり期待していませんでした。

まあ、相手にあまりストレスを与えない程度の音質なら良いかな、程度の期待。

しかし、実際に使ってみるとそんなに評判は悪くなく、他のヘッドセットからすんなりと移行できました。

参考まで、実際にOpenMoveや他のヘッドセットなどの音声を録音したものをお聞きください。

OpenMoveの音声(Bluetooth)
MacBook Pro (2019)の内蔵マイク
Logicool H600の音声(USBレシーバー)
Shure SE425の付属マイクケーブルの音声(有線)

やはり有線接続のマイクには叶いませんが、ノートパソコンの内蔵マイクよりは良いですし、ウェブ会議であれば問題なく使えるレベルでしょう。

USB-Cケーブルで充電できる。

OpenMoveのバッテリー持続時間は6時間と、今どきのワイヤレスヘッドホンとしては長くありません。

6時間ぶっ通しの会議に参加したことはないのですが、午前と午後それぞれ3時間、みたいなシチュエーションがありました。

この場合、スペック通りであれば充電しなくても連続して使えるわけですが、少し不安ですよね。

そういった場合でも、一般的なUSB-Cケーブルを使って継ぎ足し充電ができるのは心強いです。

外の音も聞こえる

イヤホン/ヘッドホンタイプのヘッドセットとは違い、耳を塞がない構造のため、ウェブ会議音声以外の音も聞こえます。

これが便利だなあと思ったことは、宅配が来た時のインターホンが鳴ったことに気付けたくらいではあるのですが、やはり便利でした。

逆に、外の音が邪魔と感じるときは付属の耳栓を使うこともできます。

余談ですが、これを機に普段の仕事中にBGMを流すのをやめて耳栓を使うようになったら、作業が捗るようになりました。

OpenMoveの良くなかったところ

良いところだけではなかったので、不得意な面も紹介します。

装着感がめちゃくちゃ良いわけではない。

装着感についてはイヤホンやヘッドホンよりはマシ、程度に考えておいてください。

骨伝導方式のヘッドホンは耳の中に入れたり耳を覆ったりはしない、というだけで、頭と触れる部分はあります。

椅子のヘッドレストに当たるのも少し気になりました。

なので慣れるまでは、こめかみ部分に何かあるなあ、という感覚は残るかもしれません。

この辺、上位機種のAeropexはよく出来ていて、バンド部分がよりしなやかにしなるのでフィット感が優れています。

フィット感を重視する方は、Aeropexも検討したほうが良いですが、OpenMoveと比べると価格が倍になってしまうので、そこは懐事情と相談でしょう。

ヘッドホンとしての音質は良くない

10,000円もするヘッドホンなので音楽鑑賞時にも使える音質だったら……と思ったのですが、そこは残念な感じでした。

全体的にこもったような音質で、低音も豊かではないので、せいぜいBGM用途なら及第点といったところ。

音楽鑑賞用途も兼ねて、という事でしたら骨伝導方式は選択肢から外れるなあ、というのが私の感覚。

耳に負担をかけずに音楽も聞きたいけど、部屋のスピーカーで大音量で流す事ができない、というシチュエーションなら使いたくなるかもしれません。

しかし、私の生活スタイルではあくまでウェブ会議時のヘッドセット専用として割り切った使い方をしています。

AfterShockz OpenMoveレビューまとめ

以上、骨伝導ヘッドホンのOpenMoveのレビューをお送りしました。

ウェブ会議用のヘッドセットとしては装着感、マイク音質ともに十分及第点が挙げられますし、USB-Cケーブルで充電できるのもポイント。

実売1万円というのはちょっと高いと感じるかもしれませんが、AfterShockzの上位機種と比較すると半額で買えます

バッテリー持続時間や防水性能など、上位モデルに劣る点はありますが、ウェブ会議用途と考えればそこまで気になりません。

リモートワーク時のヘッドセットとして使い勝手の良いものを探している方は、ぜひ検討してみてください。

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