完全ワイヤレスイヤホンを試してみたくなったので、信頼のAnker製の「Zolo Liberty」を購入しました。モバイルバッテリーで有名なAnkerということもあり、本体はもちろんケース兼充電器が非常に優秀。なので「完全ワイヤレスはバッテリー持続時間が…」という方にオススメです。
目次
完全ワイヤレスイヤホンの選び方
完全ワイヤレスイヤホンとは、左右をつなぐケーブルからも解放されたBluetoothイヤホン。音質・コスパという面では従来型のBluetoothイヤホンには敵わないのが現状ですが、最近は1万円以下でも使えるものが増えてきました。
今回紹介する「Zolo Liberty」は最低限の音質・使い勝手を確保しながらも、8000円で買える完全ワイヤレスイヤホンです。主な特徴は以下の通り。
POINT
- 単体の連続再生時間は3.5時間
- ケースから取り出すと電源がオンになり、スマホと接続される
- 専用ケースはバッテリー内蔵で、トータルで24時間以上の再生が可能
- IPX5の防水性能
- ハンズフリー通話に対応
ケースのバッテリー性能は他社の追随を許さない性能です。他のメーカーのものだと10時間程度であることが多いですね。
逆に、その他の特徴は完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で最低限満たしておきたいポイント。
上記を満たすイヤホンはたいてい1万円を超えてしまいます。なので、この性能で8000円なのはさすがAnkerといったところ。
ちなみに私が色々と視聴してみた結果、Zolo Liberty以外だと
- 予算度外視ならSonyのWF-1000X (25000円)
- 価格は抑えながらも音質に妥協したくないならNUARL NT01 (15000円)
を選ぶと思います。
WS-1000Xは防水性能がないものの、音質がかなり良いですし、ノイズキャンセリング機能も優秀。
NT01は接続の安定性がピカイチ(電波の飛び交う家電量販店でも一発でペアリングが完了)で、音質も上々。5時間再生できるのも魅力的ですね。
ソニー SONY 完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000X : Bluetooth対応 左右分離型 マイク付き 2017年モデル ブラック WF-1000X B
NUARL Bluetooth5 完全ワイヤレスイヤホン NT01:左右分離型 5時間再生 重さ5g 高音質HDSS IPX4耐水 自動再接続 マイク付 マットブラック NT01-MB
外観レビュー
早速レビューに移りましょう。
比較的コンパクトなケースに本体を収納できます。
ケースには磁石がついていて、くぼみに本体を近づけるとスッと収納できます。
本体の裏面には充電用の接点があります。イヤーピースや耳にあたるラバー部品は様々なサイズが付属しているため、耳の大きさに合わせて各自調整できます。
ケース自体の充電はmicroUSBケーブルを使います。
ケースにはLEDランプがついていて、充電ステータスが3段階で表示されます。
iPhone 8と比べたときのサイズ感はこんな感じ。AirPodsよりもケースは大きめですが、十分ポケットに入るサイズです。
装着してみたときの写真。耳にしっかりフィットするので、運動をしていても外れることはありません。
ここからは実際に使ってみた感想です。
ケースから取り出してすぐ使えるようになるのは便利
完全ワイヤレスイヤホンで一番大事なのは、パッと取り出してすぐに使えるか、という事。
いくら使っている間はケーブルから解放されて便利でも、使うまでの接続で苦労してしまうと、イヤホンとしての満足度が極端に下がってしまいますからね。
Zolo Libertyはケースから取り出すと自動で電源が入り、そのままスマホとの接続までやってくれます。
通常のBluetooth機器と同様、初回のペアリングは必要ですが、2回目以降はケースから取り出すとすぐに使える状態になるので、非常に便利です。
低音の迫力はあるが、高音域の解像度は良くない。
肝心の音質ですが、それなりといったところ。通勤や作業中のBGMとしてなら全く問題ないです。リスニング用途で完全ワイヤレスイヤホンを購入する方はいないと思うので、十分でしょう。
私はShureのBluetoothイヤホン「SE215 Wireless」も持っていて、音質的にはこちらの方が圧倒的です。SE215の方は有線に引けを取らない音質なのですが、Zolo Libertyはせいぜい3~4,000円クラスのBluetoothイヤホン程度ですかね。
音の傾向としては低音がやや強めで、高音はあまり綺麗ではない感じ。最近の高コスパイヤホンを踏襲したような音質です。
音量調節ができないのはちょっと不便
本体の操作方法をまとめました。
右 | 左 | |
再生/一時停止 | タップ | タップ |
受話・通話終了 | タップ | タップ |
音声アシスタント(Siriなど) | ダブルタップ | ダブルタップ |
曲送り | 長押し | – |
曲戻し | – | 長押し |
電源オン・オフ | 長押し | 長押し |
音量調節 | – | – |
ボタン操作はシンプルなので、使い勝手は良いです。欠点は音量調節ができない事。
音量を上げたり下げたりするためだけに、スマホをポケットから取り出さなければならないのはちょっと不便です。
使用頻度が高い人は注意が必要ですね。
まとめ 完全ワイヤレスイヤホン入門に最適!
以上、Zolo Libertyのレビューでした。完全ワイヤレスイヤホンは、音質面では通常のBluetoothイヤホンとの開きが大きいです。特に普及帯では。
しかしケーブルが全くないというのは、スポーツをしている時やメガネをかけている時、マフラーをしている時などに絶大な威力を発揮します。
このイヤホンは実売8000円という低価格でありながら、
POINT
- 通勤時間に耐えるバッテリー持続時間(3.5時間)
- ケースから取り出してすぐに使える快適性
- スポーツなどにも使える防水性
をしっかり満たしているので、完全ワイヤレスイヤホンの入門にぴったりです。
もっと安価なものもありますが、バッテリー持続時間や音質などが及第点に達していない事が多いので、安物買いの銭失いにならないように注意です。
そういった意味で、AnkerのZolo Libertyは最初の1台にオススメです!
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