wena wrist proを発売日に購入して約1ヶ月が経過したので、しばらく使用した上での使い勝手をレポートします。
購入時のレビュー記事はこちらをご覧ください。
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目次
ファームウェアのアップデートにより、使い勝手が向上
これは同じソニーの製品であるSmartband Talkの時にも体験したことなのですが、アップデートによって、使い勝手が良くなりました。
振動の強さが軽減
今回のアップデートにおける一番の改善点はバイブレーションの強さが変更されたこと。
見た目は普通の腕時計なのにスマートウォッチであるwena wrist proなのですが、使っていて気に入らなかった点は、通知のバイブがうるさすぎることでした。
金属製のバンドに振動素子が内蔵されているという構造上、仕方がない面もあるとは思いますが、それにしてもうるさかったです。静かなオフィスだと金属が振動する高い音が鳴り響き、自分でもビックリする程でした。
なので、職場にいるときはBluetooth接続を切っていたんですよ。wena wrist proではディスプレイが搭載されているため、通知機能は先代よりも便利になったはずなのに、振動がうるさすぎて使い物になりませんでした。
しかし、ファームウェアのアップデートにより、この振動はかなり軽減。全く気にならないかというと、そうでもないのですが、個人的には許容範囲内。どうしても気になる方は、通知の設定でバイブをオフにすることも出来ます(後述)。
振動パターンが増えた
バイブレーションについては変更点がまだあります。それは、振動パターンが増えたこと。
- 1~3回
- 連続
- 無し
- ハートビート
- ワルツ
- クラクション
- ラピッド
と、かなり豊富なので、振動だけでどのアプリの通知なのかを判別することができるようになりました。
また「無し」を選択することもでき、画面表示ランプと画面表示のみで通知が来るように設定すれば、サイレント通知が可能になります。気づきにくいという欠点もありますが。
表示文字数も増加
通知画面の表示文字数が日本語は20文字、英語は60文字に増えました。しかし、これによる恩恵はそこまで大きくないかなあと思います。というのも、結局アプリ名を1行目に使っている点は変わらないから。
例えば、Inbox(メールアプリ)で件名が無い場合、通知内容はこれだけ。写真は自分自身にメールを送った時のものなので、送信主は「自分」となっています。
どのアプリの通知なのかはランプの色で振り分けることができるので、1行目に件名、2行目に本文を表示出来た方が嬉しいなあとは思います。
ただし、結局のところ1行に表示できるのは20文字なので、通知としてはそこまで優秀ではないです。
この辺の使い勝手を重視する方は、文字盤が画面になっているApple WatchやAndroid Wearを買い求めた方がいいでしょう。
その他 使い込んでみた感想
楽天Edyが使え、残高も確認できる
購入した一番の動機は電子マネーの機能なので、この点は満足しています。
Androidユーザーとしては、電子マネーの初期設定がiOS端末でしか出来ない点というのは大きなデメリットです。楽天Edyの設定方法は別の記事で紹介していますが、iOS版しかない「おサイフリンク」というアプリを使って登録します。
しかし、これは初期設定をする時だけの問題なので、設定後は普通に使えます。本体をリセットしても、電子マネーの設定は残りますからね。
また、私は家計簿アプリ「Money Forward」を愛用していて、Edyもこのアプリに登録しています。使った額がアプリで確認できるのですが、Edyの場合は2~3日経たないと反映されません。
wena wrist proであれば、買い物したらすぐに残高が反映されるので、チャージ不足の場合はすぐに気付けます。理想はオートチャージへの対応ですが、現状ではEdy機能付きの楽天カードでしか使えないですし、おそらくこれは変わらないんだろうと思います。
モバイルスターバックスカードも使える
こちらは少々裏技的な使い方なのですが、wena wrist proではモバイルスターバックスカードが使えます。
おサイフリンクでdポイントを設定すると「かざすフォルダ」が作成されます。この中にモバイルスターバックスカードを作ることができるんです。
しかし、こちらの設定はiOSというだけでは不十分で、iPhoneでないとダメでした。iPadでは対応していないため、家族が持っているiPhone SEで設定しました。
これによりノマド活動がはかどるようになりました。私の生活圏内にあるカフェで唯一Edyが使えないのがスタバだったので。
傷はつきやすいかも
初代のレビューをみると、バンドへの傷が付いてしまうというのを見かけます。これはproも同様のようです。
私が購入したのはIP処理がされていないシルバーのモデルですが、下の写真のように傷がついてしまっています。
実用上、そこまで気にはなりませんが、気にする人は注意が必要です。
まとめ やっぱり腕時計が財布になるのは便利すぎる
というわけで、スマートウォッチとしては通知機能がそこまで優れていないですし、腕時計としてもモノが良いとは言えません。
しかし、手首をかざすだけで決済が完了するのは便利すぎます。財布すら取り出す必要がないので。一度味わってしまうと正直言って、元には戻れません。
何度か普通の腕時計を着けて出かけたのですが、会計時に「Edyで」と言った後になって、wenaを着けてないのに気づき、慌てて財布から楽天カードを出したこともあります笑。
とはいえ、ネックになるのはバンドだけで3万円を超える価格。なので、とりあえず楽天Edyだけでも使ってみたいという方は「wena wrist leather」を検討してみても良いかもしれません。
使える電子マネーは楽天Edyだけなのですが、入門用には良いでしょう。
[kanren postid=”947″][wena project] wena wrist pro Silver WB-11A/S
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