ミラーレス一眼α6000を購入してから、たまーにカメラを持って出かける事があります。
キットレンズであるE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSは小型軽量の割には写りのいいレンズなのですが、適当にシャッターを切っただけでは「スマホよりは良いよね」程度のものしか撮れないです。
で、今回紹介する「SIGMA 60mm F2.8 DN」。実売15000円程の破格のレンズですけど、その描写は折り紙付き。
eマウントだと換算90mmという、風景等のスナップ写真を撮るには若干扱いづらい画角なのですが、その分初心者が勉強するのにちょうどいいのかなあと思っています。
目次
スペック
といいつつ、商品名そのままなので割愛。
初心者的に留意しなければいけないのは、
- 最短撮影距離が50cm
- 手ブレ補正機能はない
ということでしょうか。
中望遠レンズなので、そもそも近くに寄って使うタイプのレンズではないのですけどね。机の上のものを撮るとか、近くから顔をドアップで、となると近過ぎて撮れないです。
そして、手ブレ補正機能もありません。暗い場所で撮るときはしっかり脇を締めて構えるか、諦めて三脚を使いましょう。
以上、の2点だけを承知しておけば、かなり使えるレンズだと思います。
α6000に装着するとこんな感じになります。フードも相まって、キットレンズよりはかなり大きいです。
作例
以下作例です。
花
外で花を撮るのにはすごく良いレンズだと思います。明るい場所で静止しているので。
F4.0, 1/160, ISO100
F2.8, 1/800, ISO100
乗り物
車を撮る場合、遠くからでないと全身を収めることはできません。なので基本下のような感じになります。
F4.0, 1/100, ISO200
F4.0, 1/160, ISO200
F4.0, 1/320, ISO100
F2.8, 1/1600, ISO100
ポートレート
こちらはポートレート。撮影時間15秒間という、限られた時間の中で撮影したうちの2枚。
吉田万葉さん(ハコイリ♡ムスメ) F4.0, 1/500, ISO100
吉田万葉さん(ハコイリ♡ムスメ) F4.0, 1/500, ISO100
ライブ撮影
ライブ撮影については別途まとめてあります。とにかく連写しまくってただけです。
F2.8, 1/320, ISO640
F2.8, 1/320, ISO320
F2.8, 1/320, ISO500
F2.8, 1/320, ISO1000
水族館
水族館はホントに難しい!屋外だと水と空が白く飛びがちですし、屋内は暗いのでピントも合わせづらいです。
いつかまたリベンジしたい。
F2.8, 1/125, ISO100
F2.8, 1/250, ISO100
F2.8, 1/200, ISO100
F2.8, 1/100, ISO500
まとめ
しばらく使ってみた感想は次のような感じです。しっかり使いこなせれば、値段以上の描写が期待できそうなレンズです。
ズームではなく自ら足を動かして画角を決める事とか、手ブレを抑える構え方などを学ぶ事が出来ます。
なので、eマウントの交換レンズの取っ掛かりとして、かなりオススメできるレンズなのではないでしょうか。
良いところ
安い
これに尽きると思います。F2.8と、単焦点にしてはそこまでF値は高くありません。その代わり、絞り開放でも解像度が高く、扱いやすいです。
写りが良い
安くても使えなければ意味がないので。上に挙げた写真の半分くらいはほとんど何も考えずにシャッターを切っただけなんですけど、まあまあ良い感じに撮れてません?
キットレンズと比べれば一段上の写真が撮れるので、ぜひ使ってみて欲しいです。
悪いところ
合焦スピードが遅い
こればかりは純正レンズではないので仕方ありません。SONYお得意のファストハイブリッドAFには対応していないので、ピントが迷う事が多々あります。
手ブレ補正がない
私の使用するα6000はボディ内手ブレ補正が搭載されていません。なので、本レンズを使うときは手ブレを自力でなんとかしなければいけません。
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