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【19年卒】就活はいつから、何から始めたら良いか(主に理系大学生向け)

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就活

就活が一段落したので、自分の就活を振り返ってみたいと思います。

ちなみに、私は17年卒メーカー志望の中堅理系大学院生でした。周りもそんな学生が多かったので、ここで書いていることはその辺りの学生を想定しているので悪しからず。

とはいえ、割りと汎用性のあるように書いてみたので少しくらいは参考になる点があると思いますよ。

まずは私が経験した流れをざっくり書いて、その後にやっておけば良かった事を記していこうと思います。最後に、私が就活中に利用した本やアプリ等についても紹介します。

19年卒の学生の方も同じスケジュールで動くようですので、参考になれば幸いです。

目次

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私の場合

17年卒の就活スケジュール

私は17年卒なので就活サイト、いわゆるマイナビやリクナビで募集情報が掲載されたのが2016年の3月。そして、経団連に加盟している企業が選考を解禁するとされていたのが同年6月でした。

しかし、実際のところ、6月になってようやく選考を始める企業なんて存在しないと考えて良いです。大体3月4月にかけて会社説明会とエントリーシート(ES)の締め切りが組まれ、そこから順次「面談」とか「ジョブマッチング」とかいう名目で選考活動が始まります

早いところでは4月の下旬や5月の連休明けには内々定が出ていましたね。そういう企業は6月の1週目に意思確認程度の最終面接が控えているだけのようでした。

その他の大手企業に関しても、5月には一次面接は実施されていて、6月に2次、最終を行っていました。これはあくまで私の周りのメーカー志望の人の話です。理系でもIT系や建築系の人はもっと早かったと聞いています。

就活、出遅れた

さて、そんな状況の中で私はどのようなスケジュールで就職活動を行ってきたかというと…

11月ころ
秋ごろから大学内で開催されていた就職ガイダンスには一応出席。しかし、その後自分で何かアクションを起こす事は特にせず。意識の高い学生はこの頃には業界研究とか筆記対策を始める、というか、夏の時点でインターンとか行ってる

年明け
年も明けると、冬のインターンが始まっている、あるいは終わっているため、嫌でも就活を意識するようになる。しかし、この時点では特にやりたいことも、行きたい業界もなかったため、やれる事は限られていた。とりあえず筆記試験(SPI)の対策をなんとなく始めてみた。

2月
2月になると、かなり多くの学生が就活モードに入り始める。業界研究も企業研究もやっていなかった私はさすがにちょっと焦り出す。ここで初めて就活サイトに登録するも、仮登録のまま2月をやり過ごす。

この月には、担当教員が地方の大学へ異動することが発覚。幾つかの研究テーマに関しては急遽まとめにかかったり、論文ではなく学会発表をもって終わらせようとし出し、これに巻き込まれる。

3月
就活解禁。学内外で説明会が開催される。私はようやく就活サイトの本登録を行う。また、大学で開催された合同企業説明会には参加した。

この説明会では、出席カードを提出するとプレエントリー(説明会情報等が通知されるようになる)した事になる仕組みになっていたため、ここで、有名企業を中心に何社かプレエントリーしたことになった。さらに、「文房具が好き」という理由だけで、国内の有名筆記具メーカーにもプレエントリーする。

4月
個別の企業説明会に参加し始める。書類選考も始まり、ESを書き出す。自己分析をしていない事に気付く。仕方ないから、受ける企業の理念や求める人材像を見て、それに寄せて書く。周りの人たちは面接を受け始めていた。

5月
3月の時点でエントリーしていた筆記具メーカーの一次面接が始まるも、極度のコミュ障を発揮し全ての企業(といっても3社だが)で祈られる。適当に知ってる会社にESを送りつける。事務職とか楽そうじゃん、と考えて大学の職員も狙い出す。

6月前半
研究室のメンバーは全員内々定を貰う。一方私は、この時点で選考が控えている企業、いわゆる持ち駒は3社。焦る。ちょっと本気を出す。対策本を買って面接に備える。

また、大学の就職支援課に駆け込み、面接対策と自己分析を手伝ってもらう。持ち駒3社の一次面接を受ける。大学職員については私大2校で書類落ち。諦める。

6月後半
一次面接は3社とも通過。内一社は次が最終だったため、この企業に全てを懸ける。この企業は最終面接でプレゼンがあったから、時間をかけて資料作成する。

この甲斐もあり、無事に内々定。この間に受けた他社の二次面接も通過するも、最終面接は辞退。就活終了。

…まあ、順調とは言いがたい(笑) スロースターターっぷりが半端ないです(笑)

就活でやるべきこと

夏季冬季のインターンへの参加 (6月〜)

インターンには参加した方が良かったのだろうと思います。
  • 行きたい企業が具体的にあって、内定を得るためにはインターンの参加が必須の場合
  • 興味がある業界があって、その中の一企業でインターンを開催している場合。
  • 興味のある業界は特にないけれど、会社の中に実際に潜り込んで情報を手に入れたい場合

以上3点のいずれかに当てはまる人はインターンに行くことをおすすめします。特に、夏期は長期インターンを設定している企業も多いので、より仕事の深いところまで知る事が出来る可能性が高いです。

要するに、インターンには行っておけってこと。周りを見渡すと、行ってない人は「行けば良かった」と言い、行った人は「行って良かった」と話しています。

私は結局行かなかったのですが、行くことによってその業界や企業への志望度が高まったり、その逆で、インターンに行ったことで「この業界はやめとこう」と感じる事もあるようです。

さらに、インターンに参加するためにはESや面接による選考を受ける必要があるので、面接に慣れるという意味でもメリットが大きいと思います。

なお、インターンが内定に直結するかどうかは企業次第です。しかし、周りにはインターンに参加した企業に早々と内々定をもらっていた人、いましたよ。

 自己分析 (就活を意識した頃から随時)

 自己分析って何じゃそりゃ、って感じだったのですが、難しく考える必要はなくて「自分がどんな性格で、どんな価値観で行動してきたか」を振り返ること。具体的には「チームで行動する時に自分はどういう役割だったか」とか「コツコツと課題を遂行する派なのか、あるいは要領良くサクっとこなす派なのか」とか、そういう事。

自己分析本を参考にしても良いですし、意外と有効なのは、周りの友人に自分がどんな人間なのか聞いてみること。思っていたのとは違う自分が見えてくるかもしれません。

自分の売り込みポイントを見つけ、それを裏付けるエピソードを探す作業が、自己分析の最大の目的でしょう。

業界・企業研究 (就活サイトオープンまでに当たりをつけておく)

当然ながら世の中の企業は、日常生活で見かけるような企業だけではないです。どんな業界があるのか、という事を知る事も必要ですし、その中にどんな企業があるのかを確認してください。

四季報の業界地図や、合同企業説明会に参加するのが近道です。特に、説明会では「自社の業界における立ち位置」を「業界の状況」を踏まえて説明してくれる事も多いのでかなり役に立ちます。

筆記対策 (試験が始まる前に1冊は解く)

地頭の良い人はSPIで出題される問題は簡単に解けてしまうと思うのですが、それでも時間配分が結構シビアなので、「時間を意識して解く」練習をした方が良いと思います。

あと、「受ける企業がどのテストを採用しているのか」は絶対に確認してください。対策本の後ろのほうに書いてあります。また、説明会でも言ってくれることもあります。さらに、ウェブテストであればURLから判別することも出来ます。

面接対策

これは人によると思いますが、面接は多かれ少なかれ練習はした方が良いです。大前提なのですが、声の大きさとか、ハキハキと笑顔で話せているか、という事をきちんと確認しましょう。その上での質問対策ですが、
  • 志望動機
  • 自己紹介
  • 自己PR(長所)
  • 短所
  • 学生時代に最も力を入れたこと(学業)
  • 学業以外で頑張ったこと
  • 今までで最も困難だと感じた出来事
  • 最近の気になるニュース
  • 逆質問

大体このあたりを準備しておけば、1次面接は大丈夫だと思います。よく「面接は面接官との言葉のキャッチボール」だから、こちらが一方的に話すのは印象が悪いと言われていますが、本当にその通り。

予め言う事を丸々決めてしまうのは危険です。丸暗記した事をダラダラと言うと

  • 用意してきた事しか話せなくなる
  • 面接官は、ああそうですかとしか言えない
  • そもそも質問に対する答えになっていない

といった事に陥りがちです。とあるメーカーのグループ面接で志望動機を聞かれた時、隣の学生が「まず、私は御社の○○という製品が発売されたとき、非常に感激しました…」とか話し始めたのを聞いて、正直笑いをこらえるのに必死でした。

「いや、まずは志望動機を答えろよ、あと○○が出て感激したって、お前幾つだよ。」てな事がありました。もちろん次の面接で彼を見かけることはありませんでした。

特に、一次面接の場合はきちんとコミュニケーションがとれるかどうかを見るのが目的なので、ちゃんとコミュニケーションしてください。しかし、面接官の中には経験が浅くて向こうの方が下手な場合もあります。

なので、上に挙げておいた項目については30秒から1分程度にまとめたものを用意しておき、その時に応じてこちら主導で話してしまって構いません。

二次面接以降は上記に加えて

  • その企業で具体的にどんなことがしたいのか
  • その企業にどのようなかたちで貢献できるのか
  • その企業の業界における立ち位置と現状を踏まえ、どうしていったら良いと思うか(同業他社との比較)
  • その企業に入って10年後の自分の将来像はどんなものか

といったことを整理しておくと良いでしょう。つまり、「入社して実際に働くにあたり、仕事内容についてどの程度考えているのか」というのがキーポイントです。

ここまでの事がしっかり答えられれば、あとは「うちの企業に合っているか、一緒に働きたいと思えるか」を向こうが判断してくれます。つまりは相性の問題なので、ダメだったら気持ちを切り替えてさっさと次にいきましょう。

ES対策

順番が前後しましたが、普通は面接に進む前にエントリーシート(ES)による選考があります。しかし、これは面接対策のところで述べた事を指定された字数で書けば良いだけの話です。

主語と述語が一致しているか、とか誤字脱字はないか、といった点は提出前にきちんと確認してください。不安だったら周りの人に目を通してもらうといいかも。

就活中に利用した書籍やサイト、アプリ

これといって特別なことはしてないので、ここで紹介するのはごくありきたりなモノたちです。

日本経済新聞

付け焼き刃的に読むのでは若干手遅れではあるのですが、読まないに越したことはないです。記事に出てきた企業の四季報を読む、という情報収集法は結構面白いので、時間がある時には是非オススメしたいです。

ですが、単純に世の中の動きを知るのであれば、別に日経に拘らずに朝日新聞や読売新聞などでも構わないと思います。また、理系の方であれば日刊工業新聞にも目を通しておくと良いでしょう。

業界地図

この本でその業界にどんな企業があるのかを知ることが出来ます。どの業界でも、トップの企業については「名前くらいは聞いたことがある」といった感じかも知れませんが、それ以外の企業については名前すら聞いたことのない企業が多いはずです。

それらの中にも良い企業、自分に合っている企業はたくさんあるので必ずチェックして下さい。

就活四季報

業界を調べたうえで、その企業のデータをみて企業情報を入手して下さい。どんな大学の人が採用されているのか、何人くらい採用されているのか、また倍率はどのくらいなのか、といった情報も載っています。

単純に読み物としても面白いですよ。トヨタって売上20兆円なのか!桁違いだな!とか、そういう事がこの本でわかります。

なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?

これは結構おすすめ。「採用担当者からみた就活」が赤裸々に書かれています。エントリーシートに対する企業ごとのスタンスや、派手なエピソードが必要か、とか、企業は出身高校も気にしているのか、とかそういった事が書かれています。

採用側からの視点で書かれているので、就活生同士でああだこうだ言っているようなつまらない悩みはだいたい解消されると思います。

内定獲得のメソッド 面接担当者の質問の意図

構成としては、面接における想定質問集なのですが、質問の意図が書かれているのでそういった視点で回答をまとめると良いと思います。ただし、エピソードを交えて回答をまとめる際には、あくまで自分の言葉で語るという点に気をつけましょう。

筆記テスト対策本

筆記テストはSPIや玉手箱、GABが代表的なもので、あとは企業独自のものがあります。最低限、先に書いた3種は目を通しておきましょう。就活が本格的に始まる前に対策本を一周しておくと良いです。

みんなの就職活動日記(みん就)

なんだかんだで役には立ちます。掲示板は信頼性には欠けますが、面接で聞かれたこととか雰囲気を知る事ができます。内定者日記をみると、たまにものすごく詳細に書いてくれている人がいて参考になることもあります。ただし、基本的に文理ごちゃ混ぜなのでそこら辺は自分で判断してください。

Googleカレンダー

スケジュール管理は紙の手帳と併用してスマホでも確認できるようにこのアプリを用いました。就活に限らず普段から使用しているのですが。例えばマイナビでは、説明会や面接の予約を入れるとGoogleカレンダーと連携してくれる機能もついているので便利です。

Google カレンダー

Google カレンダー
開発元:Google, Inc.
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Evernote

就活で得た情報は基本的にEvernoteで管理していました。説明会でとったメモや手書きESのスキャン、ウェブESの書いた内容、採用ページのパスワードなどなど、就活に関する事は全て放り込んでいました。人事の方やOBと盛んに交流する場合は、名刺も管理すると良いと思います。

個人的に便利だなあと感じたのはデスクトップ版のEvernoteです。ノートの文字数をカウントしてくれるので、ESの下書きをするときに重宝しました。パソコンで入力した内容も同期してスマホやタブレットで、移動中に見ることが出来るので、是非導入してください。

最近値上がりしてしまったのですが、就活中はできればプレミアムプランに入っておきたい。

Evernote

Evernote
開発元:Evernote
無料
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大学が提供しているサービス諸々

折角学費を払っているのだから、使い倒した方が良いですよ。私が通っている大学の場合、四季報は図書館のサイトからPDFで閲覧できます。また内定者の報告書をウェブ上で見ることもできました。

あとは就職支援課でESを添削してもらったり、面接練習を行ったりする事ができます。学生同士で情報交換するのも大事ですが、プロの意見も参考にしながら就活を進めると良いでしょう。

最後に

まとめるとこんな感じ
  • インターンシップに行きたいなら開催時期の2,3ヶ月前から準備。
  • 自己分析や業界研究は就活解禁して始めたのでは遅い。
  • 面接は少しは練習しないと通過しない。

以上、就活についてまとめてみました。前半を読めばわかるように、決して優等生的な活動ができたわけではありません。どう考えても出遅れてます。
そんな私でも夏前には無事に就活を終えることはできたので、ここまで書いてきた事の中に少しでも参考になることがあれば幸いです。

あと、就活で一番大事な事はリラックスして臨むことだと思います。「就活が終わるまで○○は封印」とか言ってもストレスが溜まるだけです。就活しない日を週に1日設けるなど、自分なりに工夫して活動すると良いと思います。

私の場合も、説明会や面接の後にアイドルのライブ見てサクッと握手して帰る、みたいなことをしてました(笑) そうやって肩肘張らないで取り組んだ方が、案外上手くいくかもしれませんよ。

以下に紹介する記事に就活で重宝した文房具類をまとめてみましたので是非ご覧ください。また、就活を終えた学生さんが社会人になるまでに読んでみると良いなと思った本を紹介しているので併せてご覧下さい。

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就活で便利な文房具 [2018年版]

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